2013年12月1日日曜日

九州自然歩道シリーズ 笹原峠>女山>八幡岳頂上

今日、日曜日は天気予報が外れて雨でした。
やっぱり、土曜日に行ってて良かったです。
女山、八幡岳にアタックしてきました。
おかげさまで、今日は全身筋肉痛です。。。

冬場に入ると、山越えは厳しいかと思っていたのであせていました。
今年の冬は、冬らしい寒さになるのでしょうか。
土曜の早朝、天山の山頂を見上げると早くも白いものが。。。
12月、九州にも冬到来ですね。




スタート地点に立つ前に食料や水を調達します。
多久駅周辺で買えばいいじゃんと気楽な気持ちで家を出発。
だけど・・・多久恐るべし。
新築された多久駅の周辺で知っておくべきこと、一つ。
駅近コンビニがない!
コンビニが無いわけじゃなくて。
ちょっと外れた場所にはちゃんとあります汗

今回のエントリーポイント。笹原峠。
=前回の終了ポイントです。
コンビニ探しに時間がとられてしまい、9時30分スタートでした。


笹原峠の看板
この案内板を曲がって集落を抜けると、すぐに林道が現れます。
案の定、山の仕事がしやすいように、舗装林道で走りやすい道でした。
だけど、先週の荒れた天気と季節柄、路面の状況は悪い方です。
ぬれた路面に落ち葉なのでスリップに注意しないといけません。
長く続く林道をきつくないペースで登っていきます。
たまに、昔のままの自然の道とかあって、飽きることはありません。
注意しとくべきことは、林道と自然歩道の分かれ目があることです。
自然歩道の看板は見落とさないよう。

どんどん登っていくと、唐津の佐用姫伝説の石碑がある場所にいけます。

佐用姫の石碑?
このような寄り道ポイントを辿りながら女山の八合目くらいまではいけるでしょうか。
ほとんどが舗装された綺麗な道です。
看板も出てるし、山歩きに慣れた人なら迷うことなくいけるかな。
中折地区まで楽に登れました。

さぁ、ここからが本番です。

女山って言っているのは、女山峠の横にある女山のことです。
女山には二つ呼び名があるんですね。
もう一つが船山。
唐津と佐賀?地区で呼び名が変わるとか。。。昔色々あったようですね。

船山キャンプ場へ向かう道から山道っぽくなります。
田畑の横を通りながら、藪の中に入りながら、道を辿ります。

そして着いたら、ビックリするくらい良い眺めの船山キャンプ場へ到着。

船山キャンプ場から天山方面の眺め
マッ平らな佐賀平野を見渡せる高台に、こんなに良いキャンプ場があるんですね。
他の日にもう一度来てみたいと思えるような場所でした。

キャンプ場の横から、いよいよ女山への山道を行くことになります。
ここからは、シングルトラック的な道です。
自然歩道なので「歩く」には楽しい道です。
ですが今回は相棒がいるので大変です。
犬みたいに自分で歩いて登ってくれるのなら助かりますが。。。
10Kgオーバーの相棒を引き連れながら急な坂を登るので四苦八苦です汗
しかも倒木バリバリの道でした。。。

一番酷い倒木はこれ。。。

遊歩道の倒木
人一人、自転車一台やっと通れる隙間です汗

頂上に向かう山道では、たまにMTBに乗れたりもします。
もちろん坂道発進になります。
しかも今回は雨の後だけに路面が悪く、タイヤがスリップして漕ぎ出せない所ばかりでした。。。

そんだこんだで、たぶん15Kgくらいの荷物を抱えて登山をしながら女山の頂上へ到着。
頂上付近になると気温も下がり、昨晩の雪が残っていました。
今年初めて、雪を踏むことになりました。

紅葉と雪
雪は深くはありませんが、それなりに残っていて、靴をぬらすほどです。
前日に撥水スプレーをかけてきて正解でした。

女山頂上で12時くらい。
なんとも遅い進捗です。
予定は11時に登頂したかったのですが。

目の前に八幡岳の頂上も見えていることですし、気を取り直してそちらへ向かいます。
頂上から下り基調になりますが、階段あり倒木ありの障害物競走には違いはありません汗

そして、八幡岳頂上まで、今回2回目の頂上アタック。
八幡岳には、ロードで上る舗装道路もありますが、自然歩道がちゃんとあります。
距離にして1Kmくらい違うのでビックリです。さすが直登系ですね。


いつもの八幡岳展望台へ行くと、自衛隊の皆さんが何か作戦?を実施中。
どこと通信してるんだろうな。。。
国費で立てた棒に立てかけてみた(笑)

展望台周辺で下る準備や休憩を入れて、13時になりました。
1時間以上時間が押してこの先を進むべきか迷いましたが、自然歩道を下ることにしました。
せっかくきたのだから。。。

あまり行くことない自然歩道側
自然歩道側の下り入り口にも、また別のアンテナがあるのですが。
TV用かなぁ、なんて思っていたら、九州電力の自社アンテナでした。
玄海辺りからの電波を佐賀市内のビルまで通しているのでしょうか。
自社の中継基地があるなんてさすがにインフラを支えている会社ですね。

そしてやられた。。。八幡岳からの下り
時間が押したとはいえ、ここまで八幡岳頂上まで来ることが出来ました。
ここから下りの道は未調査の道です、
ネットで調べた感触では行けると思いました。
案内板もあり歩きやすい遊歩道と書かれていたのですが。。。

700mクラスの頂上。
先週ずっと天気が悪く、路面はぬれた状態。
それに加えて、枯れ葉に雪と来たモンです。
更に道は岩石がごろごろ。
行くなと言わんばかりの道でした。。。
が、行っちゃいました。。。
これがそもそも間違いでした。

マシンを担いだり、杖代わりにしながら下っていく。
道の形にはなっているものの、岩がごろごろで、何度となく滑りました。。。
普通の歩きでも嫌な感じ。

それでも行けるので行ったのですが。。。行った先は。。。。

まさかのロスト
途中、大きな岩石の下に仏像が彫られ場所を通り過ぎ、暫くすると妙な光景。
石で組まれた歩道のようなものが山の下へ続いている。
今来た道から正面に見ると、そこで道が途絶え、そこを歩いて下る道?ってな感じに見えました。
これは遊歩道で整備された道の跡なのかなと思えました、私には。。。
山歩き経験不足が招いた判断ミスです。
谷へ降る側溝のような溝。1.5人くらいの幅の道のような???
ちょっと下ってみて、木に付けられたマーカーも見えたので信じて下りました。
が、、、谷側へ険しくなる一方。
人が通った跡と思われる木の削れなんかもあり信じてしまいました。
次第に、小川の音が聞こえ出して。。。
ちょっと下を眺めると、、、。
そこは砂防ダムでした。
マジでアウトな場所を下ってました。
多分、ずーっと昔に治山工事で作った、側溝だったんですね。
唖然としました。
ここって自分以外にも間違って下っている人は多そうです。

諦めて頂上に戻ることに
元に戻って本ルートを発見できましたが。
時間は午後を回ってしまっている、もう一度似たようなことをやるとアウトなので撤退です。
元の頂上に戻るにしても、15Kgの荷物付です。
頂上アタック、3本目ですから、かなり体力的にやばかった。
登山系の登り返しになりますので、荷物を引き上げたりで、完全の腕の力を使いきりました。
歩みのほうは、ジョギングやっていて助かりました。
まだ少し余裕がありましたが、体力を使い果たしたのは久しぶりでした。。。

山を甘く見てました、、、すみません。
頂上にもどって暫くしたら小雨が降りだし状況的には悪い方向へ。
本当に撤退していて良かったです。
馬鹿な勇気を出して下らなくてよかったです。
撤退正解でした。
やはり山は甘く見たらいけません。
前準備、大切です。
ホントに!

下山して佐賀市内へ
着いたのは6時になろうかとしていました。
途中休みを入れたりもしてましたから。。。
いつもの鍋島セブンで最終休憩。
毎年のごとく、ココはコンビニとしては異常なくらいイルミネーションに力を入れています(笑)
てか、ココの店長さん、さすがです。

力を使い果たし、腹が減ってたまらなく。。。
暖かいカップヌードルをゴチに。
昔、カップヌードルのCMでラリーの合間の食事の風景があったような記憶があります。
「あーいがすべーてさ・・・」の歌と共に。
なんか、自分ではそのシーンの中の一人になったような心境でした。
今回は厳しかった。
無事に戻ることが出来てよかった。

鍋島セブンのイルミネーション

2 件のコメント:

ターボぅ さんのコメント...

うーーーん。。。
常々、いつかはお師匠さまに付いて行って山に入りたいと思ってたのですが

今回私が行ってたら足引きまくって二人ともチーーん…でしたね<爆

yoccoさんですらそんな目に遭うんですね。
佐賀といえど山は怖いんですね。

yocco さんのコメント...

今回は時間が押して焦っていた事も災いしました。
自然歩道とはいえ、踏み跡や轍がはっきりしていない部分もあります。
本当は独りで行きたくはないんですが。。。
そのうち安全なコースを発見できたら一緒に行きましょう♪