2023年11月26日日曜日

川の流れのように

今週は突然の出来事でバタバタバタと忙しい一週間でした。

食べたものをもどして肺に詰まらせると肺のダメージが厳しく、老人が亡くなる確率の大きい原因の一つだそうです。胃からもどした食べ物の中には胃酸が混じっています。その胃酸が肺の中に入ってしまう事で炎症を起こして肺炎になるそうです。老人の食事メニュなので食べやすい内容でしょうが、その時の体調で食べ物を戻してしまう事もあるでしょうから、なんとも防ぎようがないですね。

緊急の入院から一か月。肺炎の症状は治まり、リハビリを始めていたところで、そのまま体力をもどして退院してくれるのではないかと楽観視していましたが、残念ながら体調が急変し帰らぬ人となりました。

病院から最初に連絡があった時はまだ息がありました。息があるといっても、昇圧剤を使って血圧を上げてかろうじて息がある状態でした。老人が入院する際はそうなのかもしれませんが、危ない状態になった場合の延命処置を選ばないといけません。今回の入院ではどうしようかと考えて、無理過ぎない延命措置の昇圧剤を選んでいました。そのおかげで息をしている親を見届けることができました。だからと言って、会話ができるわけではありませんでしたが、こちらの問い合わせに少しうなずいてくれたように思えただけよかったと思っています。そこから翌日の通夜、葬式とバタバタバタと大忙しでした。

父親とはあまり会話のない生活で、介護になってからやっと話をすることが多くなった感じです。同じうちに住んでいてもなんとなく疎遠で今まで何か喜ばすような事もすることはなく、もっと素直な性格の親なら嬉しかったなと思います。無口でおとなしい性格は損ですね。介護施設に入っていたとはいえ、最後まで面倒を見られたので少しは喜んでもらえたかと思っています。

また一つ寂しくなってしまいましたが、これもまた人生の流れです。明日は、来月は、来年は楽しい事が待っていると信じて頑張ていこうと思います。



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